平成22年6月定例会・個人質問

質問通告書

質問通告書(6月8日提出)

6月18日(金) 質問



質問通告書

(2010/06/07 UP)




1.福山市との交流・情報交換について

 現在、本市と福山市の交流・情報交換が十分とは思えない。
 県は違うけど本市とは経済的な影響が深い福山市との情報交換・交流は不可欠ではないか尋ねる。


2.都市計画道路の見直しについて

 都市計画道路の見直しについての素案が提示された。本市における都市計画道路は20路線のうち11路線が未整備で、未整備のうちの5路線が廃止され、6路線が存続という素案である。存続される6路線のうち5路線は岡山県が決定権者で、金崎浜田線だけ笠岡市が決定権者となっている。
 今後、地元説明会・素案の意見収集を行い、素案をPRし、関係機関と協議して都市計画道路変更の原案を作成する事になるが、事業の予定が未定というのでは混乱が予想される。
 金崎浜田線の事業の予定(事業化の時期・事業予算)について具体的に尋ねる。


3.市民病院について

() 昨年10月に環境福祉委員会で視察した砂川市民病院は事務職員をプロパー採用している。プロパー採用により専門的な知識の向上と病院に対しての愛着度が増し、結果として黒字経営を行っている。本市も市民病院の職員の採用に関して、プロパー採用ができないか尋ねる。

() 市民病院改革プランにおいて、市民病院の使命と果たすべき役割の中に救急医療の確保・産科と小児科医療の確保が記されている。しかし小児科については常勤医師がいないため夜間の対応ができない。また産科の常勤医師は嘱託という事で将来的な不安要素を抱えている。産科と小児科を併設して医療を提供できる井笠地区唯一の病院として安心して生み育てることができる体制について不安はないのか尋ねる。

() 市民病院前の国道2号線上り車線に右折レーンを増設し、歩道をフラット型に整備し、バス停を病院側に1.8mに寄せる工事の関係で、5月初旬に立木の伐採を行った。大変見通しが良くなったが、外壁の汚れが目立つようになった。せめて外壁を洗浄して汚れを落とす事が出来ないか尋ねる。





質問原稿

(2010.06.15 UP)

1.  福山市との交流・情報交換について

 井笠地域としては、ごみ処理広域化を含めた一部事務組合等の様々な会議において情報交換を行っている中で、県境があるとはいえ本市とは経済的な影響が深い福山市との交流・情報交換が現在は十分とは思えません。
 昭和40年3月に笠岡市・井原市・芳井町の2市1町が追加編入をされ、備後工特地域開発促進協議会が発足致しまた。
 工業用地の造成、輸送用施設の整備、工業用水の確保など、工業立地条件の改善と都市基盤の整備を促進し、地域の総合的な発展を目指していたわけですが、社会経済環境の変化や地方産業振興をめぐる変化により,平成13年3月に工業整備特別地域整備促進法が廃止をされ、それに伴い協議会も平成18年5月30日をもって解散致しました。
 現在、商工会議所においては、備後地域商工会議所会頭会議が1年にわずかに一度程度、情報交換を行っているようですが、協議会の解散以降は市執行部側また議会もお互いの情報交換の場が実質なくなったと思います。
 一時は道州制の議論も交されていて県境がなくなる時代が来るような気運もあったわけですが、現時点では道州制は後退しているとしか思えません。
 現状の県境があるという現実のもとで、備後地域の連携を深めるべきではないでしょうか。
 定住促進を考えるとき、お隣の福山市からの流入を真剣に考えるべきでしょうし、本市とは経済的な影響が深い福山市との情報交換・交流は不可欠ではないかお尋ね致します。


2.都市計画道路の見直しについて

 都市計画道路の見直しについての素案が提示されました。
 本市における都市計画道路は20路線のうち11路線が未整備で、未整備のうちの5路線が廃止され、6路線が存続という素案という事です。
 存続される6路線のうち5路線は岡山県が決定権者で、金崎浜田線だけ笠岡市が決定権者となっております。
 笠岡市の決定権者の未整備の5路線が廃止され、金崎浜田線だけが存続という事で1路線に集中して取り組んで戴きたいと切に願っております。
 金崎浜田線に関しては、議員になって初めての平成8年6月定例会で質問して以降、私自身のライフワークのように何度も何度も質問を致しておりまして、改めて議事録を最初から目を通しました。
 議員になって初めての質問は、平成8年6月定例会で、都市計画道路金崎浜田線の県道より西側の整備、西本町地区の下水・雨水整備について質問し、当時、内海都市開発部長から答弁を戴きました。
 それから14年経過した現在、下水については整備完了。雨水についはホリディ裏のポンプの更新を終え、本年度JR下の暗渠を推進工法で整備する運びとなり、西本町地区の浸水対策については、ひとまず安心できる状態に近づきました。
 西本町地区の整備に関しては、金崎浜田線に関連した質問で、旧井笠ボウリング場から、旧大和座までの市道拡幅という大きな成果があったわけですが、金崎浜田線の県道より西側の整備だけが未だ残っております。
 この金崎浜田線の県道から西側については、財政健全化チームから事業凍結を宣言された歴史の中から、この度の見直しで廃止にはならず存続となった事は、とりあえず「継続は力なり」と感じているところです。
 今年3月31日、金崎浜田線計画区域の正寿場町で火災が発生致しました。
 当日は雨で風もない状態でしたので、3軒だけで消火できたわけですが、仮に乾燥した風の強い日であったならば、消防車も救急車も入れない地域で想像を絶する災害につながる不安が募ります。
 防災・街づくりの観点でも早急な取り組みが必要です。
 都市計画道路の見直し案について、今後、地元説明会・素案の意見収集を行い、素案をPRし、関係機関と協議して都市計画道路変更の原案を作成する事になりますが、事業の予定が未定というのでは混乱が予想されます。
 金崎浜田線の事業の予定、事業化の時期・事業予算について具体的にお尋ね致します。


3.市民病院について

 市民病院に関しては、平成21年6月定例会における市民病院の耐震化の再質問において「市民病院のあり方」を、市長から答弁戴きました。
 答弁を戴いた時点では、民間移譲とか公設民営等については視野に入れず、改革プランを着実に実行していくという事でした。
 ですから、今回の質問は市民病院改革プランに則って存続していくという大前提で3点質問させて戴きます。

(1)昨年10月に環境福祉委員会で視察した砂川市民病院は事務職員をプロパー採用しております。
 プロパー採用により専門的な知識の向上と病院に対しての愛着度が増し、結果として黒字経営を行っているわけです。
 昨年の12月定例会で監査事務局のプロパー採用について質問した経過があるのですが、今回は市民病院の職員の採用に関して、プロパー採用ができないかお尋ね致します。
 この件に関しては、事前に新谷院長とお話を致しました。
 新谷院長が就任して7年間、この4月の人事異動で高田管理局長が就任するまで5人の管理局長という事では市民病院の改革は程遠いと申されており、病院職員のプロパー採用に関しては是非実現に向けて戴きたいという強いお気持ちを確認させて戴いております。

(2) 第6次笠岡市総合計画において市民病院に対しては、平成20年度に市民病院健全化検討委員会を設置して市民病院の使命・役割・改革などを検討し、「市民病院改革プラン」を策定し、このプランを着実に実施し、地域の医療機関と連携して地域医療を守ると記しております。
 この市民病院改革プランには、市民病院の使命と果たすべき役割の中に救急医療の確保・産科と小児科医療の確保が記されております。
 しかし小児科については常勤医師がいないため夜間の対応ができず、市長の公約において「夜間小児救急医療体制の確立」を掲げられているのですが、進捗状況一覧表で取組状況は「C」となっております。
 また産科の医師は非常勤が2名で、女性の医師は水曜日の午前中だけの診療。そして佐藤先生は嘱託の非常勤といいながら実質的に24時間365日対応されており、多い年には年間で400人以上のお産をされたという事で、本当に頭が下がる思いです。
 笠岡市民病院の産婦人科は佐藤先生のおかげで存続していると言っても過言ではないかと思います。
 産科と小児科を併設して医療を提供できる井笠地区唯一の病院として安心して生み育てることができる体制について不安はないのかお尋ね致します。

(3)市民病院前の国道2号線上り車線に右折レーンを増設し、歩道をフラット型に整備し、バス停を病院側に1.8mに寄せる工事の関係で、5月初旬に立木の伐採を行いました。
 大変見通しが良くなったわけですが、外壁の汚れが目立つようになりました。
 せめて外壁を洗浄して汚れを落とす事が出来ないかお尋ね致します。


正確な議事録は、笠岡市議会・議事録システムで検索できます。



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一般質問は「通告順に」順序が決まります。
出きる限りトップバツターを務めたいと努力致しております。

代表質問は会派を代表して行い、順序は前もって決まっております。
角田訓也は平成22年5月20日から「笠岡市議会 維新の会」に所属しております。




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