誠心誠意


「誠心誠意」
VOL.8
 2003.10月発行



活力ある街「かさおか」の創造

笠岡の誇れる財産

 笠岡の誇れる財産は何だろうかと考えてみますと、美しい瀬戸内海の島々と、「海の港」・「空の港」という2つの港、そして笠岡湾干拓地の広大な大地があげられると思います。
 笠岡市の美しい瀬戸内海は国立公園に指定されております。
 福祉の先進都市としてこの美しい瀬戸内海を活かした施策が展開できないでしょうか。

 たとえば日本中の老人が笠岡へ訪ねてみたい、また住んでみたいと感じて戴く事ができるような「街づくり」も考えられると思います。美しい瀬戸内海を眺望できるところに福祉施設や保養施設を整備するわけです。そうすれば老人をお世話する若者の働く場所も確保できます。
 次に「海の港」と「空の港」の活用です。
 「海の港」から美しい笠岡諸島の島々へマリンスポーツを満喫し、また「空の港」から美しい瀬戸内海を眺望してのスカイスポーツを満喫する事が可能です。

 そして笠岡の誇れる最大の財産である笠岡湾干拓地の粗飼料生産供給基地の多面的な活用です。
 現在、干拓特区構想の提案に続いて、期成会も結成致しました。
 今後、提言内容の具体的な詰めを行う段階にはいると思います。
 その具体的な提言を県と十分に協議し、国に対して積極的な投げかけをしていかなければなりません。
 同時に笠岡湾干拓地内の粗飼料生産供給基地の多面的な活用を模索している中で、まず取り組まなければならないのは、「悪臭問題」の解決だと思います。干拓地内からの悪臭は、笠岡のイメージダウンにつながっております。
 笠岡の財産である干拓地を「黄金の大地」にするためにも、まずは「悪臭問題」の解決に真正面から取り組む必要性を強く感じております。


神島大橋から・カブトガニ博物館を




笠岡市議会・議事堂・全景









都市計画の見直し

 笠岡市においては、昭和9年に都市計画区域の当初指定を行い、その後町村合併により区域が広がり、昭和46年9月に島地部を除いて陸地部全域が都市計画区域として最終指定され、昭和47年6月6日に市街化区域と市街化調整区域の区域区分が指定されました。
 笠岡市の土地利用は、区域区分の指定によって、周辺自治体の中で最も制限が厳しい状況であります。
 そうした現状を見直す必要性を何度も質問し、笠岡市も本格的に見直しを検討する事になりました。 そして議会でも平成14年6月に笠岡市土地利用計画調査特別委員会を設置し、委員長に就任致しました。現在、議会としても土地利用計画の見直しを原点に戻って議論しているところです。


地域情報化

 双方向によるCATV網の整備を提言し、笠岡市も島地部を除いた陸地部が接続可能な状態となりました。また笠岡市のホームページによる情報提供、行政の電子化について今後も積極的に提言を行なう所存です。


環境行政

 分別収集と指定ゴミ袋によるゴミ出しについて積極的に取り組みました。市民の皆様のご協力のおかげで燃えるゴミ・燃えないゴミが減り、分別収集によるリサイクルが定着致しました。今後も干拓の悪臭問題の解決を含めた環境重視の街づくりに努める所存です。


市町村合併


 厳しい財政状況の中、民間企業は合併による生き残りに懸命です。
 自治体も生き残るためには市町村合併は避けられないはずです。
 平成13年9月から平成14年6月まで、笠岡市議会の市町村合併調査特別委員会・副委員長として合併調査について真剣に取り組みました。
 現在、笠岡市としては周辺自治体の動向を見守っている状況ですが、今後道州制が議論されるようになれば県境を越えた合併も視野にいれる必要があると考えます。