ぼっけえ笠岡


NPO法人
子ども劇場笠岡センター


西の浜・新事務所

2003.05.14

2003.12.21 一部加筆修正




 平成15年3月31日をもって岡山県製粉製麺工業組合の事務所を笠岡市に寄贈した。
 平成15年4月1日から、笠岡市の普通財産となった。
 そして岡山県製粉製麺工業組合の寄贈趣旨により笠岡市からNPO法人・子ども劇場笠岡センターに有料で賃貸借した。

 NPO法人・子ども劇場笠岡センターは、手作りで改装した。
 移転したNPO法人・子ども劇場笠岡センター・西の浜新事務所に5月14日尋ねてみた。
入口には新鮮な野菜も販売 「岡山県製粉製麺工業組合跡」という石碑
これも北木島の石材業者の寄付
中へ入っても、いろいろ格安で販売 ゼリーも格安で販売
かつての事務所は台所と作業スペースに 大きな金庫は消えて、手作りの本棚が
かつての応接室は事務所に 事務所内部のパソコン
広い台所 白い机は、平成15年4月に新築した新山小学校の古い校舎を解体したときの廃物利用
和室も新しい畳とアルミサッシになった
畳とアルミサッシも某企業がスポンサー
子どもたちも安心して遊べる和室


この建物の隣には以前、木造の立派な倉庫があった。
土地の所有者と建物の所有者が違うという事で、いろいろな複雑な問題があり解体するという残念な話が浮上してきた。
なんとか倉庫の有効な利用が出来ないかといろいろと努力したみたが、残念ながら解体という最悪の結果になった。
せめて解体前に倉庫の調査をという事で教育委員会にお願いした。
平成11年の12月中旬、解体直前に何とか調査だけは終え、12月末には倉庫は消えた。

倉庫がなくなったため事務所の必要性がなくなった。
その後、せめて事務所だけは何とか建物の解体という最悪の事態を避けたいといろいろ奔走を続けた。
素麺組合内部にもいろいろな考え方があり、建物を解体して更地にして売却という事も一部で囁かれた。
しかし組合理事長の建物を残して、有効に利用して欲しいという強い気持ちが幸いした。
いろいろ調整の末、最終的に笠岡市に寄贈するという事で組合の総会で承認。
その後建物の使い方を含めて一定の条件を提示され、その条件があえば無償譲渡という事となる。

建物の利用方法としては、笠岡市の将来を担う子どもたちと一緒に地域づくりを活発に行なっている団体という事で
「NPO子ども劇場笠岡センター」に利用して戴きたい旨の趣意書を組合から笠岡市へ提出。

「NPO子ども劇場笠岡センター」が内部で検討を始める。
たちまちの改装費用が問題となったが、子ども劇場笠岡センターの会員及び会員の企業が手作りで改装する事に決定。
そして下水道接続に関するトイレの改修費用等は、一定期間の賃料と相殺する事でまとまる。

厳しい財政状況の笠岡市からは、予算措置が必要な財政的な支援は受けていない。
とにかく「NPO子ども劇場笠岡センター」の皆様にはご苦労様と申し上げたい。

何よりも土地建物を笠岡市に寄贈した、岡山県製粉製麺工業組合のご理解とご協力に心から感謝申し上げたい。


2003.05.14 

(2003.12.21 一部加筆修正)


以前の岡山県製粉製麺工業組合の建物内部は「西の浜・倉庫群」を御覧下さい。