西部地区養護老人ホーム組合議会
行政視察

2007.10.25





愛媛県大洲市
「養護老人ホーム・清和園」



愛媛県大洲市

 大洲市は、平成17年1月11日に、一級河川「肱川」流域の4市町村が合併した市である。
 市の中央を流れる肱川を舞台に、農林水産業地域、流通・商業の拠点として栄えてきた。
 特に肱川でのうかいは「日本三大うかい」のひとつに数えられている。
 肱川は、東宇和郡宇和町から宇和盆地を南下して東に向きを変え、大洲盆地から伊予灘流れている。
 水源地と河口が直線距離にして18kmしかない。
 幻想的な霧、肱川あらしが大洲市の風物詩となっている。
 人口は約50,800人、面積は約432.20ku。


清和園・全景

清和園・玄関


清和園・園長室

養護老人ホーム・清和園

 養護老人ホーム・清和園は、身体上若しくは、精神上又は、環境上の理由及び経済的理由により、家庭において養護を受けることが困難なお年寄りを受容し、心身の健康保持と生活の安定を図ることを目的として、「明るく」「楽しく」「生き生き」をモットーに共同生活する施設である
 昭和28年7月1日、生活保護法に基づき、町立「大洲町養老院」の名称で定員30名で事業開始し、昭和29年9月1日に市制施行により市立「大洲市養老院」と改称した。
 昭和33年3月1日に定員を50名に変更、昭和38年8月1日に老人福祉法の施行により、養護老人ホーム「大洲市清和園」と改称、昭和48年6月7日に現在地に新築移転、平成17年1月11日に市町村合併に伴い「養護老人ホーム大洲市清和園」と改称し今年で34年を迎える。
 入居人員は50名で、平成18年度の平均収容人員は47.8名である。
 敷地面積は3,959.40u、建築面積は848.85uで、簡易耐火構造平屋建て、一部木造平屋の風呂場がある。
 施設は古いが、いろいろな知恵を絞って充実した内容のサービスを提供している。
 大洲市の公の施設見直し計画において、中期的には適正定員に基づく入所制限を行ない、長期的には定員削減し、市町村合併によりもう1つある施設に集約することも視野に入れている。


職員配置

 施設長1名・施設長補佐(事務員)1名・生活指導員2名・栄養士1名・支援員1名・支援員(嘱託)5名・支援員(臨時)1名・調理員2名・調理員(嘱託)2名・看護師(嘱託)1名・事務員(人材派遣)1名・嘱託医(内科)1名・嘱託医(精神科)1名で、合計20名で、職員の勤務時間は週40時間である。
 内科医は週2回で1ヶ月の報酬は48,300円、精神科医は月1回で報酬は年額で216,000円である。
 調理業務は直営、夜間の施設管理は常直業務・委託(3名交代制)である。
 夜間介護人・夜間警備員の設置は行なっていない。

 

清和園・平面図

年間行事

4月 お花見(遠足)
5月 つつじ観賞
6月 しょうぶ観賞、レストラン等で外食
7月 夏期輪投げ大会、遠足、映画の日
8月 花火大会、お盆、内子町笹飾り見学、
施餓鬼法要
9月 一泊旅行
10月 運動会、観月会、敬老会
11月 紅葉狩り(遠足)、市民のつどい参加、
菊花展見学
12月 クリスマス、忘年会、正月準備、もちつき
1月 正月(新年祝詞)、もちつき、
大洲神社(十日えびす)参拝
2月 節分(豆まき)、映画の日、
レストラン等で外食
3月 春期輪投げ大会、カラオケ大会、
菜の花見、つくし採り

医務室


廊下

居室・2人部屋

食堂

施設での生活

起床 6時30分
朝礼・体操 月〜金 9時15分〜
食事 朝食  8時
昼食 12時
夕食 17時
消燈 21時
入浴 月・水・金曜 午後
夜間入浴:月1回 夕食後
(6月〜9月は月2回)
誕生会 毎月1回
内科定期診察
精神科定期検診
毎週火・金
第1火曜
散髪 月1回
グループ活動 いきいきクラブ
お出かけクラブ
お元気クラブ
園芸・手芸
図画工作クラブ
鑑賞クラブ
施設内販売 毎週 木 : 果物 ・ 菓子