議会運営委員会 行政視察 2007.08.22 |
青森県十和田市 平成17年1月に1市1町が合併し「新十和田市」として、「感動創造都市」の実現を目指した街づくりを推進している。 十和田市は青森県東南部の中央に位置し、太平洋岸から約20kmの地点である。 1859年にかんがい用水路「稲生川」の上水に成功し、開拓事業が始まり、当時計画された整然とした街並みは「近代都市計画のルーツ」と評価されている。 そのなかでもひときわ整備された官庁街通り(駒街道)は、、両側に40を越える国・県・市の官庁が並び、幅員36m、長さ1.1kmの道には松と桜の木が4列に並木をつくり、昭和61年に建設省選定の「日本の道百選」に選ばれている。 人口は約67,000人、面積は約688.60ku。 |
![]() 十和田市役所 |
![]() 十和田市議会・会議室 |
十和田市議会 十和田市議会は2年間の在任特例を経て、選挙後、条例定数26名(法定数30名)の議員となっている。 (笠岡市は法定数30名・条例定数24名) 常任委員会は、総務文教7名・観光経済7名・民生福祉6名。建設6名の4委員会である。 特別委員会は予算審査特別委員会(第1回定例会)と決算審査特別委員会(企業会計は第3回定例会・一般会計特別会計は第4回定例会)の2つで、議員全員で構成している。 議会運営委員会は8名で、3人以上の会派に最初に1人ずつ配分し、次に会派構成員から3を引いた数にドント方式により割り振りをしている。 議会事務局は定数10名で現員8名。 (笠岡市は定数7名・現員7名) |
一般質問 十和田市議会では代表質問はなく個人質問を毎定例会行っている。 質問・答弁の方法は、登壇して1回目にすべての項目について一括質問を行う。次に執行部から答弁を行う。(最初の市長は登壇) 再質問から自席ですべての項目について質問を行う。(発言回数は3回まで、制限時間は質問・答弁を含めて1人1時間以内) 発言の順序は受付順で、招集日の前日の午後4時までに通告書を提出しなければならない。 定例会の初日に議案上程・提案理由説明、2日目・3日目・4日目が一般質問、5日目が委員長報告・表決を行っている。 |
![]() 十和田市議会・会議室 |
![]() 十和田市議会・本会議場 |
請願 会期日程を諮る議会運営委員会前に受付けたものは本会議の初日に上程、その後から本会議最終日2日目前までに受付けたものは本会議の最終日に上程する。 陳情 概ね議長で処理している。請願なみに処理する場合は、行政区域内の事項に関するものは議会運営委員会に諮っている。 審査期間 請願も陳情も特に審査機関を定めていない。 |
市議会だより 市議会だよりは、内規による「議会だより編集委員会」に8名の議員が所属している。 この8名の委員は4つの常任委員会の正副委員長があてられている。 発行月は、3月・6月・9月・12月の年4回で、発行部数は1回あたり26,500部でA4版で1回8ページで市内全世帯及び交換都市に配布している。 一般質問の要旨は4つの委員会別に分けて記載されており、質問した議員名は一括で記載されている。 つまりどの議員がどの質問をしたかは、議会だよりではわからない。 |
![]() 官庁街通り |