環境福祉常任委員会
行政視察

2007.04.26





秋田県仙北市
「幼保一元化について」



秋田県仙北市

 仙北市は平成17年9月20日に旧田沢湖町、旧角館町、旧西木村が合併して誕生した。
 庁舎は元3町の庁舎が仙北市役所の庁舎になっている。
 この仙北市は、秋田県の東部中央に位置し、岩手県と隣接している。市のほぼ中央に水深が日本一である田沢湖があり、東に秋田駒ヶ岳、北に八幡平、南は仙北平野へと開けている。
 地域の約8割が森林地帯で、奥羽山脈から流れる河川は、仙北地域の水源になっている。
 人口は約32,000人、面積は約1,093.64km2


生保内保育園・生保内幼稚園
「だしのこ園」・全景

だしのこ園・会議室


仙北市立生保内(おぼない)保育園
仙北市立・生保内(おぼない)幼稚園

愛称「だしのこ園」

 「子どもはだし(東風)の子・元気な子」
〜たくましく生きていく力をもった子供の姿を求めて〜
  よく食べ(快便)
  安全によく遊び(学び)
  よく眠る子ども

 生保内保育園・生保内幼稚園は、旧田沢湖町にある施設で、幼稚園と保育園の一元化を行なっている。
 この旧田沢湖町の幼保一元化の取り組みについては、合併協議会ても随分協議を重ねてきた経過があり、現在仙北市の組織でいえば、幼稚園は教育委員会・学校教育課、保育園は福祉事務所・長寿子育て課が所管している。
 


幼保一元化

 生保内幼稚園は昭和42年4月に開園、生保内保育園し昭和30年1月に開設した。
 昭和61年から保育園が幼稚園との人事交流を実施し、幼保一元化の施設、愛称「だしのこ学園」として平成17年3月29日に竣工した。
 そして平成17年4月から秋田県幼保一体化研究事業モデル園として指定を受けている。
 現在幼稚園43名、保育園109名の園児である。
 平成19年2月10日には秋田わか杉国体冬季大会の開会式に出席された秋篠宮さまも訪問された。
 幼稚園と保育園の良いところを取り入れて、相互補完を行い、幼保一体型カリキュラムを実施している。
 明るくて清潔感を感じる広々とした理想的な施設で、将来的な少子化を見据えていると感じた。
 教育関係者の視察は多くて全国的にも注目されているという。


だしのこ園・施設見案内図

だしのこ園・ホール
保育園・幼稚園と共有して使用

子育て支援事業

 子育て相談室において、就学前の乳幼児の育児不安についての相談・育児講座・講演・体験活動・育児サークル等の育成・支援を行っている。
 (原則毎週水曜日の9:30〜11:30)

一時保育
 保護者の病気・冠婚葬祭・その他緊急の保育が必要な方のためり一時保育を行っている。
 (3歳児未満一日につき一人2,000円)
 (3歳児以上一日につき一人1,000円)

異年齢交流
 小学1年生との交流
 観劇・運動会・クッキング等(平成18年度・年6回)


幼稚園・絵本コーナー

幼稚園・廊下

保育園・一時保育室

ランチルーム