「SOHO CITY みたか構想について」 2006.08.28 東京都三鷹市 誠信クラブ・行政視察 |
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三鷹産業プラザ JR中央線・三鷹駅から徒歩約7分 |
三鷹産業プラザ 2F 株式会社まちづくり三鷹オフィス 夏休みで研修中の大学生4名が同席 |
みたか市民プラン21会議・・・協働のまちづくり 21世紀のまちづくりの指針となる新基本構想・第3次基本計画は、自主的に運営する組織「市民プラン21会議」(一般公募の375人の市民)が、市とパートナーシップ協定を締結し、市民自らが自分たちのまちのプランを作り、市は、それを最大限反映させて、基本構想・計画を平成13年に策定した。 基本計画で以下の4つの最重点プロジェクトを設けた。 @すべての人がいきいきと暮らせる、バリアフリーのまちづくりプロジェクト A健やかに育ち笑顔がきらめく、子ども・子育て支援プロジェクト Bともに信頼し責任を担う、協働のまちづくりプロジェクト Cいのち・しごと・くらしが輝くIT活用プロジェクト また以下の6つの重点プロジェクトを設けた。 @活性化推進プロジェクト A緑と水の回遊ルート整備プロジェクト B循環型社会形成プロジェクト C高齢者施策推進プロジェクト D市民総合大学(仮称)プロジェクト Eスポーツの拠点づくりプロジェクト このほか、具体的な取り組みとして、都市部における産業振興と新しい働き方を創出するための「SOHO CITYみたか構想」の推進、民間との協働により実現した三鷹の森ジブリ美術館(三鷹市立アニメーション美術館)による新たなまちづくり、電子自治体の構築など先進的な取り組みを展開して全国的に注目を集めている。 |
SOHO CITY みたか構想 (Small Office Home Office) 「SOHO CITY みたか構想」は、三鷹産業プラザ・三鷹市立SOHOセンター・三鷹市SOHOパイロットオフィスの3つの産業拠点と、民間のインキュベーション施設とともに、市内に敷設された光通信網を活かして、情報関連企業の集積とSOHOなどの創業支援を行なうものである。 そして市民や市内事業者の情報リテラシィの向上や、新たな都市型産業振興を含む三鷹市の地域情報化の構想である。 株式会社まちづくり三鷹では、SOHO CITY みたか推進協議会や三鷹市とともに構想に基づいて以下の事業を推進している。 @駅前再生・・・魅力ある中心市街地の再生 A起業サポート・・・新たなビジネスの創出・支援 BSOHO CITY みたか構想の推進 C人・文化・環境など地域資源の再発見 Dまちづくり団体など地域コミュニティによるまちづくり活動の支援 |
三鷹産業プラザ 1F インターネット・カフェ |
三鷹産業プラザ 4F SOHOオフィスの廊下 |
株式会社まちづくり三鷹 会社設立・・・平成11年9月28日 事業開始日・・・平成11年10月1日 資本金・・・2億7,250万円 株主・・・三鷹市 (5,350株) 他民間企業12社 (100株) 合計 5,450株 代表取締役社長・・・元三鷹市助役 取締役副社長・・・2名 (三鷹商工会会長・三鷹市助役) 取締役部長・・・1名 取締役・・・6名 監査役・・・2名 (税理士・弁護士) 社員・・・約60名 (三鷹市からの出向6名) 助言者会議・・・市議会議員4名 三鷹市経営懇話会・・・学識者4名 平成16年度売上・・・約8億4000万円 |
三鷹産業プラザ 4F SOHOオフィス「アフロディレクターズ」の室内 |
三鷹産業プラザ 2F 総合受付 |
ジブリ美術館 1992年、三鷹市が、都立井の頭恩賜公園西園に文化施設建設を条件として使用することを東京都と合意したことが美術館事業の発端となった。 三鷹市はこの合意を元に策定した「第2次三鷹市基本計画(改定) 」の「第5文化行政計画」の中で、「井の頭公園西園拡張予定区域(約2 万u)内へ美術館建設について、東京都と協議しながら具体的な検討を行った。 一方1997年ごろから、(株)徳間書店スタジオジブリ事業本部は美術館の構想を独自に検討をしており、共同の美術館の可能性についての意見交換を始めた。 「三鷹市立アニメーション美術館条例」及び「三鷹市立アニメーション美術館条例施行規則」が施行されて、正式に「公の施設」としての「三鷹の森ジブリ美術館」が2001年10月1日に開館した。 |
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「明日のかまくらを創る100人会議」 「2007年問題・・・鎌倉団塊プロジェクト」 2006.08.30 神奈川県鎌倉市 誠信クラブ・行政視察 |
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鎌倉市役所 |
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鎌倉市議会・委員会室 |
明日のかまくらを創る市民100人会議 鎌倉市の第3次総合計画は、平成17年度をもって、最初の10年間の基本計画期間を終了する。
社会の構造が大きく変化しようとしている中、限られた予算の中で、地方分権・少子高齢化・環境問題への対応など、行政課題が山積している。このような時代に、これからの鎌倉の未来を考え、次期基本計画を策定するため、「明日のかまくらを創る市民100人会議」を設置し、市民参画によって、市民感覚を生かした計画づくりを進めていった。 「明日のかまくらを創る100人会議」のメンバーは、144人の市民委員、6人の専門委員、17人の市職員で行った。 委員の検討は平成15年11月15日から1年間行い、検討内容をとりまとめ、平成16年11月24日に市長に対して提言・懇談を100人会議の委員全員で行い、翌25日に市民100人会議提言発表シンポジウムを行なった。 |
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市民100人会議の6つの部会 具体的な検討は、基本構想の将来都市像と将来目標に概ね沿った、次の6つの部会で行なった。 1 国際交流部会 (人権を尊重し、人との出会いを大切にするまち) 平和・人権、男女共同社会、国際化社会など 2 歴史風土部会 (歴史を継承し、文化を創造するまち) 歴史環境、文化など 3 生活環境部会 (都市環境を保全・創造するまち) みどり・公園、生活環境、都市景観など 4 子育て部会 (健やかで心豊かに暮らせるまち) 健康福祉、学校教育、生涯学習、青少年育成、スポーツ・レクリエーションなど 5 安全安心部会 (安全で快適な生活が送れるまち) 地域安全、市街地整備、総合交通、道路整備、住宅・住環境、下水道・河川など 6 地域活力部会 (活力ある暮らしやすいまち) 地域情報化、産業振興、観光、勤労者福祉、消費生活など |
ワーキング 基本構想の実現に向けてこれからもさらに重要と思われる、行政経営と市民参画の次の2つのワーキングを設け、6部会と同時に、横断的な検討を行った。 A 行政経営ワーキング (市民の目から見たこれからの行政の姿) ・・・・・・合計10回開催・・・・・ B 市民参画ワーキング (市民との協働の仕組みづくり) ・・・・・・合計8回開催・・・・・・ 鎌倉市議会委員会室 |
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2007年問題・・・「鎌倉団塊プロジェクト」 2007年問題とは、1947年(昭和22年)から1949年(昭和24年)に戦後のベビーブームで生まれた人たちが次々と定年退職を迎えることになり、大量の「毎日が日曜日」の人たちが出現するという問題である。 この2007年問題に対して、鎌倉シチズンネットと鎌倉市民活動センター運営会議の協働で、「鎌倉団塊プロジェクト」を発足させた。 鎌倉市の人口、約172,000人のうち団塊世代は約9,600人で、前後と比較して2〜3割程度多いのが現状である。 多くの人は朝早く家を出て夜遅く帰宅するという、家と仕事場との往復で自分の住んでいる地域のことには関心もなく、何も知らず仕事一筋の方が多い。こういう方々が定年退職した後の人生をどのように過ごすかは大きな課題である。 地域に密着した何かを行い、生きがいを見つけ充実した毎日を送ることが必要であり、そのために個人が何をしたら良いのか検討を進めた。 その対応策の1つとして、「地域社会で行われている諸活動(市民活動)への参画」が必要という事で、平成18年5月13日に「地域デビューへのお誘い」というイベントを行った。 |
平成18年5月13日に開催した 「団塊世代地域デビューのお誘い」 イベント・ビデオ上映 |
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北鎌倉湧水ネットワーク 代表 野 口 稔 さんのブログに、 私たちの視察の様子か掲載されている。 |
団塊世代地域デビューのお誘い 開催日・・・平成18年5月13日(土) 会場・・・たまかわ交流センター プログラム・・・ 10:00〜12:00 市民活動実践者5名の体験報告 12:00〜13:15 体験希望者(コースごと)昼食懇談会 13:30〜 各市民団体での実地体験 (1)鎌倉ホームヘルプ協会ベルの会 (高齢者等に対する調理・給食サービス) (2)鎌倉中央公園を育てる市民の会 (鎌倉中央公園での谷戸保護活動) (3)日本語COSMOS (外国人への日本語教育の見学) (4)鎌倉シチズンネット (パソコン教室でのパソコン講習) (5)鎌倉市市民活動センター運営会議 (鎌倉市内の各NPO団体への活動支援の説明) 11月19日に2回目を開催するための準備中という。鎌倉市の様々な市民活動団体が鎌倉団塊プロジェクトを支えている。 鎌倉市には市民活動団体が800以上もある。 そしてそれぞれが活発な活動を展開し、協働のまちづくりを推進している。 |
「東京都庁」 2006.08.31 東京都新宿区 誠信クラブ・行政視察 |
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東京都庁 議会棟 |
2F・都議会・PRコーナー |
6F・第15委員会室 |
7F・本会議場 |
第1本庁舎・9F・東京都防災センター |