環境福祉常任委員会・管内視察

2006.07.11








相生墓園

 左の写真は2年前。この写真を見てお分かりかと思うが、縁石ブロックが膨張している。
 全く原因が不明というが、相生墓園のなかで3箇所の墓園でこうした現象がおきた。
 この3箇所の墓園の縁石ブロックを交換する工事を終えた写真が上の2枚である。
 既にお墓が設置している場合は、所有者と協議して墓石を移動して工事をした箇所もある。
 笠岡市は縁石ブロックの製造業者に対して、原因不明の膨張による損害を提訴している。



炉端の家

 平成8年3月に竣工した認知症高齢者共同生活の家である。
 定員は9名で、現在9名が入所している。(全員市内在住者)
 1人あたりの月額は約93,000円〜約96,000円で、介護保険自己負担金が25,000円〜28,000円、家賃が17,000円、光熱水費が28,000円、食材料費が24,800円(800円/日)である。
 この施設はグループホームの先進的な事例という事で、全国から視察者が多くきた。
 ただ視察の場合は入所者が不安を感じないように少人数の場合だけしか内部に入れない。今回も外から現況の説明のみであった。



認知症介護研修センター

 グループホーム炉端の家のすぐ隣に、平成14年2月に竣工した。
 このような施設は全国で3ヵ所(仙台・東京・愛知)の研修センターがあり、笠岡市が唯一、厚生労働省の補助金で、全国の地方自治体に先駆けて建設した。
 第1研修室が定員45名、第2研修室が定員16名、宿泊施設が10室である。
 平成17年度の利用人数が1,369名、研修延べ人数が2,297名、研修日数が181日、宿泊人数が646名である。

 事業の内訳は、介護実務者研修事業・市民介護教室・ボランティア養成事業・専門相談員養成事業・痴呆介護相談センター設置事業である。


市民病院


 平成18年3月からオーダリングシステムが運用開始した。
 右の写真は、カルテの一元化という事で、今まで各診療科で管理していたカルテを一箇所に集約して、棚に保存している。
 この棚は、「蛍棚」といって、検索したカルテに小さなライトが点灯して素早く取り出すことができる。
 将来はカルテの電子化が望まれているが、その一歩手前までやっと整備ができたという感じてある。
 市民病院も、平成14年に小児科開設、平成15年に消火器科開設、外来患者院外処方開始、平成16年にはリハビリテーション科増築改修工事、耳鼻咽喉科開設、平成17年には全身用CTスキャナー更新、MRI導入と、積極的な運営を推進している。
 しかしながら、病院経営は益々厳しい環境になる事が予想されている。

 

保健センター・会議室

地域包括支援センター

 平成18年4月から11番町の保健センターの中に笠岡市地域包括支援センターが開設された。
 この支援センターは、笠岡市の全ての高齢者に対して支援を行なう総合相談窓口である。
 以下のように何でも気軽に相談が可能である。

*相談したいことや困っているが、どこへ相談すればよいか分からない。
*話し相手が少なくて寂しい。
*体調や生活環境から外出をすることが難しい。
*施設入所について。
*介護保険について。
*福祉サービスについて。
*福祉用具の選び方。


 

精神障害者支援センター

 西本町にある旧郵便局、現在は分庁舎の2階に、笠岡市精神障害者支援センターが開設される。
 この事業は、精神障害者の相談・指導・助言を目的とする精神障害者支援施設を設置し、精神障害者ケアマネジメント及び医療・保健・福祉の連携システムによる地域ケア体制の確立を図ろうとしている。
 西本町の分庁舎の2階は、国際交流協会とこの精神障害者支援センターの2つの施設となる。



見崎山埋立処分場

 
神島の見崎山にある、岡山県西部衛生施設組合の最終処分場である。
 昭和53年3月に建設され、粗大ごみ処理センター、西部環境整備焼却残灰、西南水道汚泥が運ばれている。
 現在は生ゴミ等がないため、臭いもないしカラスも見当たらない。これが最終処分場なのか説明を受けなければ分からないぐらいである。
 地元神島協議会との延期の協議を行なっているが、後数年が限度という。
 また古い基準の処分場であるから、早急に新たな処分場について検討しなければならない。


恵風荘

 教護施設恵風荘は、生活保護法に基づき身体上または精神上不自由があり、独立して日常的社会的生活をしていく事が困難な人達に、日常的な生活の場を提供して入所している方が常に健康で文化的な生活が維持でき、社会の一員として自主的に生きていけるよう適切な援助を行なう事を目的としている。
 昭和36年7月に用之江に開設し、平成8年5月に全面改築している。
 入所定員は50名で入所者は50名である。



城見なかよしクラブ

 城見小学校の空教室(元図書室)を利用して、平成18年4月1日から開設した放課後児童クラプである。
 開設時間は、平日が授業終了後から18:30まで、土曜日が8:00〜18:30、長期休暇が8:00〜18:30である。
 休みは日曜日・祝日・お盆・年末年始・その他である。
 利用料は、1人目は月額5,500円、2人目以降は1人につき月額4,500円、8月は8,500円と7,500円、おやつ代が1人月額1,500円、保護者会費が1人月額300円である。



笠岡児童クラブ「きらきら」


 公設民営の笠岡保育所の空教室を利用して平成18年4月1日から開設した放課後児童クラブである。
 事業の実施主体は笠岡市、受託法人が社会福祉法人・摩耶会で、運営主体は笠岡市放課後児童健全育成事業実施要綱に従い運営委員会を設置して運営を行っている。
 現在、笠岡小学校の1年生14名、2年生4名、3年生2名の計20名の児童である。
 開設時間は、平日が授業終了後から19:00まで、土曜日が7:00〜19:00、夏期休暇中等が7:00〜19:00である。
 年間開設日数は平成18年度は280日以上としている。
 保護者負担金は、基本額が月額8,000円、夏期休暇中は月額15,000円(給食代月額5,000円含む)