平成18年度・第57回中国都市監査委員会 2006.05.26 |
1.開会 (1)開会のことば ・・・呉市監査事務局 (2)会長都市監査委員挨拶 ・・・広島市・中岡代表監査 (3)開催都市監査委員挨拶 ・・・呉市・矢口代表監査委員 (4)来賓祝辞 ・・・呉市長 ・・・呉市議会議長 |
クレイトン・ベイ・ホテル |
2.議事 (1)会議議長挨拶 呉市 矢口代表監査委員 (2)報告 ア.新規会員都市の紹介・・・・岡山県浅口市 山口県山口市・岩国市 島根県浜田市・太田市 新規会員を代表して、浅口市・岡辺代表監査委員より挨拶 イ.平成17年度地区事務費収支報告について・・・広島市監査事務局より報告 ウ.平成18年度全国都市監査委員会理事会について・・・広島市監査事務局より報告 (3)議案審議 ア.平成18年度全国都市監査委員会役員都市選考委員会の委員都市の選出について ・・・岡山県倉敷市・山口県周南市 イ.全国都市監査委員会の監事都市の選出について・・・岡山市 ウ.平成19年度西日本都市監査研修会の監事都市の決定について・・・広島県呉市 エ.平成19年度中国都市監査委員会の開催都市について・・・鳥取県米子市 オ.平成18年度本会会長都市の改選について・・・広島市(再選) (4)その他 |
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開会行事 |
戸高一成氏の講演 |
3.講演 演題 「地方発信の歴史教育と平和学習」 呉市海事歴史科学館 館長 戸高一成氏 平成8年頃に、軍艦モデラーで日本海軍艦艇模型保存会代表の河井登喜夫氏から、10分の1の大和を造るという話が持ち上がった。完成した大和は呉市が建設を計画している博物館に寄贈するという話しであったが、平成11年に河井氏が亡くなられ、この企画はいったん振り出しに戻った。 しかし呉市はこの計画をあきらめることができず、模型の寄付を前提とした計画を中断し、市独自での建造を決めた。呉市長の熱意は大変なもので、「どこにもない博物館。オンリーワンの施設を。10分の1の大和こそ世界唯一の呉のシンボルである。」と、当時、東京の昭和館で図書情報部長を務めていた戸高氏に何度も相談を持ちかけた。 そして全長26mの巨大戦艦を復元するプロジェクトが始まった。 細部までこだわる事で、数々の困難を乗り越えなければならなかった。様々な問題を克服し、平成16年2月1日に船体が完成し、進水式を行った。模型の進水式は前代未聞のことで、その日のうちに20トンを超える船体は台座に乗せて、呉港フェリー桟橋脇に建設中の博物館に運び込んだ。 そして終戦60周年を控えた平成17年4月23日、呉市海事歴史科学館(大和ミュージアム)が完成した。 開館して約1年で約185万人の来館者という予想外の人が訪れた。 呉市は決して交通の便が良いとはいえないのに、これだけの来館者があったというのは、「男たちの大和」という映画の影響があっと考えられる。 これから先も来館者を維持するためには、いろいろなアイデアが必要である。現在、古くなって解体寸前の潜水艦を見学用にリニューアルし、呉市海事歴史博物館横に常設するという。 1つの博物館でこれだけの集客ができた効果は驚きである。 呉市の「元気」が復活した事業だと感じた。 |
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呉港 |
呉市海事歴史科学館 |