「特別支援教育推進体制モデル事業」

「生涯学習センター」

2005.10.13

京都府宇治市

笠岡市・矢掛町中学校組合議会行政視察




特別支援教育推進体制モデル事業について


宇治市役所

京都府宇治市

 京都府宇治市は、京都府の南部、京都盆地の東南部に位置している。
 北は京都市、東は滋賀県大津市に隣接し、国道24号・京奈バイパス・京滋バイパスなどの主要道とJR奈良線・京阪電鉄・近畿日本鉄道か通っている。
 古代から宇治川と奈良街道の交通の要衝であり、平安時代には風光明媚な土地として貴族の別業地として栄え、「源氏物語・宇治十帖」をはじめ多くの文学・芸術の舞台となった。
 中世から近世にかけては製茶産業の中心地として栄え、江戸幕府の保護の下に献上茶の特権を得て、全国に「宇治茶」の名声を博した。
 昭和40年ころから宅地開発が急増し、市政施行当時38,000人であった人口は約19万人になり、京都府南部の中核都市として発展を続けている。
 面積は約68kuである。
 

特別支援教育推進体制モデル事業


 宇治市は、平成15年・16年度の2年間、特別支援教育推進体制モデル事業の総合推進地域として、特別な支援が必要な子供を支援するシステムの構築を図った。
 
1.子供を支援するための学校体制の構築

(1)校内委員会の設置
 学校内における特別な教育的支援が必要な子供への支援等を検討する組織として校内委員会を全小中学校(小学校22校・中学校9校)に設置した。

(2)特別支援コーディネーターの位置づけ
 校内委員会の活動をリードする役割であり、関係機関との連携の要である特別支援教育コーディネーターを各学校に位置づけた。


宇治市議会・委員会室

学校を支援するシステム

2.学校を支援するシステムの構築

(1)宇治市特別支援教育研究委員会の活動
 巡回相談・・・様々な相談に応えていくために、市の指導主事、市内のことばの教室担当教員が相談支援チームとして、市内小中学校への巡回相談を行った。
 事例研究会・・・特別支援教育支援コーディネーターの養成及び実践的指導力をつけるために事例研究を2年間で8回実施した。

(2)特別支援連携協議会
 協議会の構成メンバーは、学識経験者・医療(市内の開業医・小児科医)・関係部局(こども福祉課・保育課・保健推進課・障害者福祉課)・教育関係の17名である。教育・医療・福祉等、各分野における障害のある子供への支援状況や各関係機関相互の連携の在り方について協議を行った。




生涯学習センター



 宇治市生涯学習センター

1階・ロビー

1階・第1ホール

2階・コンピューター研修室

2階・市民活動交流コーナー