岡山県都市監査委員会合同研修会

2004.07.14




熊本県八代市


 
 八代市は、人口105,527人、熊本県の南で、球磨川の河口に位置している。
 
 本年3月13日に九州新幹線が新八代駅から鹿児島まで開通した。将来、博多駅まで開通した際の経済効果が期待されている。

 八代市は、全国有数の干拓地である八代平野、水量豊かな球磨川、静かな内海・八代海、温暖な気候など恵まれた条件の中で、農業や工業、水産業などが栄えてい.る。
 農業では、日本一の生産量を誇る「い草」をはじめ、品質の高い「メロン」「トマト」などの施設園芸がさかんである。
 工業では、球磨川の豊かな水などを活かして、製紙やアルミ、アルコール、セロハンなどの生産が行われている。
 水産業では、車エビやヒラメをはじめ、球磨川の鮎などが全国に知られている。
 また、これらの産業とともに発展してきた商業は、県南の中心地として繁栄している。


新八代駅
畑の中にそびえたつ新駅
在来線新八代駅に乗り換えて八代駅へ


八代市役所
 
 監査委員に就任して始めての岡山県都市監査委員会合同研修会が、津山市・玉野市・笠岡市・総社市の4市で熊本県八代市の監査事務局において行った。
 そして夕方からは3班に分かれて研修した10市の監査委員が集まって熊本市で合同研修というスケジュールである。

 八代市に参加した4市の人口と一般会計・特別会計・企業会計の合計の財政規模は以下である。

 津山市・人口89,894人 財政規模 約609億円
 玉野市・人口69,396人 財政規模 約721億円
 笠岡市・人口58,534人 財政規模 約442億円
 総社市・人口57,657人 財政規模 約375億円
 八代市・人口105,527人  財政規模 約724億円

 
 八代市の監査委員は、識見を有する常勤の監査委員が1名・非常勤が1名・議会選出の非常勤が1名で合計3名である。
 不正事件が発生して、監査委員の増員が必要というという声があがり、平成10年から3名体制になった。増員された方は税理士で非常勤である。
 また事務局は局長(1)・副主幹(1)・参事(1)・主任(2)の5名である。
 今回は女性の局長から詳細な説明を伺った。
 平成17年8月1日に1市2町3村の合併が予定されており、市の施設等の増加による定期監査実施方法の検討を行っている。
 住民監査請求は、平成10年度1件・平成12年度4件・平成13年度1件・平成14年度0件・平成15年度0件である。
 情報公開条例は平成11年3月31日に制定している。
 工事監査は平成8年度から14年度は外部委託をして随時監査を実施した。平成15年度・16年度は予算の関係で実施していない。


八代市役所・会議室