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決算審査特別委員会で、平成14年度最も高額な予算執行を行なった「新山小学校」の現地視察を提案した。
受け入れの関係、また特別委員会の審査の日程の都合もあり、9月30日の決算審査の開始前に委員長に申し入れを行なった。
総務文教常任委員会に所属している委員は、既に現地を見ているので恐縮だったが、委員からは特に異論も無く、教育委員会の審査の前に現地視察を行なうことになった。
平成8年度の決算審査特別委員会において「北部運動公園」を現地視察して審査したという過去の事例があったのも幸いした。
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新山小学校は、平成13年度に設計業務委託・地質調査業務委託等で約2140万円、そして平成14年度に仮校舎借上・解体撤去工事・本体工事・電気設備工事・機械設備工事等で約6億2990万円の事業費で平成15年2月28日に竣工した。
既存校舎を1棟残して、新しい校舎をくっつけた構造になっている。
下の写真の廊下の右側にグレーの継ぎ目が見えるが、旧校舎と新校舎の境である。
旧校舎は地震補強・大規模改造を行なっており、新築したのかと思わせる程度まで改修している。
旧校舎は、理科室・家庭科室・音楽室・資料室等の特別教室として利用している。
同時に屋内運動場(体育館)も新築した。
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新校舎の玄関・エントランス
左側が校舎・右側が体育館
どちらも上履きで外にでなくて出入りが出来る
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木の温かみを感じる廊下 |
図書室 |
普通教室 |
パソコン・コーナー ワークスペース |
ワークスペース
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体育館
校舎とつながっている |
身障者用トイレ |
男子トイレ |
最近建設された校舎は「木」の温かみを大切にしている。
新築した校舎の階段までも「木」である。
廊下と教室の境を感じることもなく、廊下が広々としたワークスペースとなり、開放感を感じる。
特に3階のワークスペース(パソコン・コーナー)は、天井が屋根の部分まで高く開放している。
教室のバルコニーもアール型に建設しており、丸いイメージを大切にしている。
校長の話で、平成14年4月〜工事を着手して平成15年2月末に完成という事で実質1年間で全ての工事を終えたという事がありがたかったと言う。
この新山小学校の改修事業は、事前に地区の方々と十分に議論を交わして、設計に活かしたという。
これからの手法だと思うし、今後もそういう対話を重視していかなければならないと思う。
笠岡市内の小学校・中学校もまだいくつかの学校が古い校舎である。
厳しい財政状況だが、教育機会均等の上からも計画的な整備が必要である。
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教室のパルコニー
写真ではわかりにくいが、教室のバルコニーを
アール型にして丸みを感じさせる。 |