岡山県西部環境整備施設組合議会 行政視察 2002.10.10 岡山市東部クリーンセンター ごみ焼却施設 美馬環境整備組合 クリーンセンター美馬 |
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美馬環境整備組合 美馬環境整備組合はも徳島県脇町・美馬町・半田町・貞光町・穴吹町の5町で構成されている組合議会である。 この行政区域の人口は約47,000人である。 美馬環境施設組合は、5町のゴミ収集・焼却・リサイクル・最終処分と一括のゴミ処理を行っている。 岡山県西部環境整備施設組合が1市3町のゴミ焼却処分のみで、ゴミ収集は1市3町でそれぞれ行っているのと随分違い、一括した統一したゴミ処理を行っているのが特徴である。 |
美馬環境整備施設組合・クリーンセンター ゴミ焼却施設 流動床炉・・・・・・72t/日 (36t/16h×2炉) 飛灰溶融設備・・5t/日 粗大ゴミ処理施設 20t/日 粗大ゴミ・不燃ゴミ・・・15t/5h 資源ゴミ・・・・・・・・・・5t/5h 平成9年4月稼動 |
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飛灰熔融設備 プラズマ熔融炉による飛灰熔融は当時としては画期的な設備であった。 しかしランニングコストがかかりすぎるため、ゴミ処理費用全体が高額となっている。 とにかく3ヶ月に1回程度の補修が必要であり、その上、プラズマ熔融のための電気代が大変な負担となっている。 100トン以上処理できるゴミ焼却施設ならはせ自家発電がコスト的に可能であるが、それ以下だと無理があるという。 ゴミ処理は広域化して、大量の処理を行うことにより、コストの削減や合理化が可能となる。 |
今回の岡山市東部クリーンセンター、またクリーンセンター美馬のそれぞれの飛灰熔融炉は、いろいろな課題があると感じた。 最終処分場の持ち込み量を抑えるための飛灰熔融であるが、問題点が多すぎると思われる。 以前、釜石市の直接熔融炉を視察した事がある。 釜石市は、新日鉄の試験的な熔融処理施設として約20年前に建設されて、まだ現役で活躍している。 投入口に入るものならば何でも投入できる。実際、自転車・テレビ・冷蔵庫を直接投入していた。 これからは飛灰だけでなく、ゴミ焼却自体を熔融する時代だと思う。直接熔融炉の場合、フロンまで焼却してしまい、ダイオキシン問題もクリアできる。 今後の高度ゴミ処理施設に期待したい。 |
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近隣対策 ゴミ焼却施設の隣には、立派な体育館が建設されている。 ゴミ焼却施設は、脇町の中心市街地の中にあるため、近隣に対しての様々な配慮がなされているようである。 |