岡山県西部環境整備施設組合議会
行政視察

2010.10.14~15




愛媛県松山市

「松山市横谷埋立センター」



愛媛県松山市

 松山市は、愛媛県の中央部、松山平野にあり、東は西日本の最高峰石鎚山を擁する四国山地を背景とし、西は波静かな国立公園瀬戸内海が望める。
 明治6年愛媛県庁が設置され、県都となり、明治22年12月15日市制を施行以来、政治・経済の中心都市として成長した。 
 昭和20年、市街地の大部分を戦災により焼失したが、今日では総合的な都市機能を備え、平成12年4月には中核市へ移行し、平成17年1月には北条市・中島町と合併し四国初の50万都市となり、コンパクトシティ構想により、様々な文化施設が集中して立地している。
 気候は、温暖な瀬戸内海気候に属し、積雪や自然災害も極めて少なく、絶好の自然条件を備えている。太平洋側の高知県に比べ台風の通過も少なく、穏やかで恵まれた気候条件である。
 人口は515,531人(平成21年6月1日住民基本台帳)、面積は429.03k㎡。


松山市横谷埋立センター

 松山市横谷埋立センターは、家庭系埋立ごみと、松山市南クリーンセンター・松山市西クリーンセンターの焼却灰で、旧松山市域より排出される物に限り受入れている。
 業務内容は、ごみ処理技術の研究改善に関すること、横谷埋立センターの維持管理に関すること、運転管理業務の随意契約についてである。
 平成11年度に着工し、平成15年4月1日から稼働している。
 事業費は78億円で、セル方式の最終処分場である。


施設の概要

竣工 平成15年3月25日
面積 敷地面積 164,000㎡
埋立面積  40,000㎡
埋立容量 550,000㎥
主要施設 排水処理施設 、擁壁 、管理事務所 、トラックスケール
埋立方法 セル工法
浸出水処理設備 処理水量 最大150㎥




愛媛県松山市

「松山市南クリーンセンター」



松山市南クリーンセンター

 松山市南クリーンセンターは、、旧松山市域、旧北条市域より排出される家庭系可燃ごみ・可燃、不燃粗大ごみ・事業系一般廃棄物のうち可燃物(リサイクル可能な紙ごみを除く)・不燃、可燃複合物を受け入れる焼却施設である。
 業務内容は、ごみ処理技術の研究改善に関すること、南クリーンセンターの焼却・破砕に関すること、灰溶融設備等の維持管理及び設計・監督に関すること、可燃ごみ・粗大ごみの計量受入指導に関すること、監視作業、破砕不適物及び危険物撤去作業に関すること、ごみの焼却、手数料の徴収に関すること、ボイラー等プラント定期点検整備業務の随意契約について、運転管理及びごみ受入業務の随意契約についてである。


施設の概要

竣工年月 平成6年3月31日
敷地面積 28,666㎡
建築
延面積
建築面積 
6,925㎡
延床面積
17,010㎡
構造 工場棟
鉄筋コンクリート一部鉄骨ALC造地上5階建地下1階
管理棟
鉄筋コンクリート造 地上4階
機種
メーカー
㈱荏原製作所

ごみ処理施設

処理能力 300t/24h (100t/24h×3炉)
型式 全連続燃焼式機械炉
主な設備 ガス冷却設備 過熱器付単胴型自然循環ボイラー
排ガス処理設備 バグフィルター集じん方式
灰溶融設備 プラズマ溶融方式(20t/24h)
余熱利用設備 蒸気タービン発電方式(1,950kw)


粗大ごみ処理施設

処理能力 90t/5h (4種選別)
型式 衝撃せん断併用回転式  80t/5h
せん断往復動式      10t/5h
蒸気タービンによる発電1,950kw 、施設内の給湯 、冷暖房に利用
平成8年度から四国電力株式会社へ売電
中央公園の温水プールに蒸気の有効利用予定
溶融メタルを売却 、スラグをアスファルト骨材等に有効利用
鉄、アルミ等を選別して売却