誠信クラブ行政視察 2010.01.27 |
神奈川県小田原市市 小田原市は、神奈川県のほぼ南西端に位置し、足柄平野を中心に、東は大磯丘陵の南西端にある曽我丘陵に、西は箱根に連なる火山の外輪山の跡で、南は相模湾に面し、遠浅の海に小さな漁港が点在している。 気候は太平洋側気候地域で、四季を通じて温暖であるが、冬場は海側から風が吹き込む。 一時期は東京のベッドタウン化したとも言われたが、長期不況であえなく人口動態が減少に転じた。 一時は20万人を超えた人口も20万を割り込んでいるが、駅周辺あるいはその郊外での住宅、都市開発も少しずつ進んでいる。 人口は約198,000人。面積114.06k㎡。 |
小田原市役所 |
小田原市議会・委員会室 |
西さがみ連邦共和国フイルムコミッション事業 西さがみ連邦共和国フィルムコミッションは、神奈川県小田原市・箱根町・真鶴町・湯河原町の1市3町のそれぞれのまちの資源や魅力を十分に発揮した新しい型の広域連携を創造するために建国した「西さがみ連邦共和国」の都市イメージを広く発信するため、平成15年2月1日に設立した。 フィルムコミッション事業の本来の目的は優れた映像文化を残すための支援活動であると考えており、ロケの誘致には経済的な効果、観光振興そして文化面の振興という3つの大きなメリットがある。 制作者と支援者が良好なパートナーシップを築くことでお互いにメリットをもたらし、西さがみ連邦共和国の持つ素晴らしいロケーションを最大限映像に生かした優れた作品と文化を発信している。 |
制作会社への協力 ロケ候補地の情報も積極的に提供しており、市立病院・公園・保健センター・学校等、公共施設も撮影に協力ができる体制をとっている。 問合わせ先は、小田原市・箱根町・真鶴町・湯河原町と1市3町であるが、事務局は小田原市広報広聴室となっており、問い合わせにより現地案内も行い、エキストラの要請も基準を設けて支援を行っている。 こうした行政の積極的な支援により、今まで数々の誘致を行い、都市イメージの発信を行っている。 また市民に対しての協力・支援を盛り上げるため、毎年、フィルムコミッション・フォーラム(撮影された映画の上映・講演会)を開催している。 この事業に対しての小田原市の持ち出しは、フォーラムの割り当てが50万円という。 |
小田原市議会・委員会室 |
The Guide To Location In Kanagawa |
神奈川県ロケーションガイド 神奈川県では、県内の11地区のフィルムコミッションのロケーションガイトを冊子としてまとめている。 洋館・屋敷、温泉・旅館、公園・病院、山、海・川・湖、学校、駅、街を写真とPR文を掲載し、各フィルムコミッションへくアクセス、連絡先を一覧にしてわかりやすくまとめている。 「あなたが求めるワンシーン。 神奈川だったらきっとある! |
小田原ふるさとの原風景百選 小田原市は、古くから城下町・東海道の宿場町として栄えてきたが、都市化の進行、世代の交代などにより、その姿を変えた。 一方、人々の心にはその時代、世代ごとに「ふるさと原風景」が刻まれている。 そこで小さな路地裏から四季の彩りを感じさせる雄大な風景に至るまで秩序あるまちの風景を財産として見つめ直し、その原風景の保存や活用方法を検討することを目的として平成17年8月から平成18年1月20日までの募集期間に、1237件の応募(写真ではなく思い出・エピソードを文章にして提出)があり、選定委員会を経て「ふるさとの原風景百選」を選定した。選定後に職員が文章のイメージを追いかけて写真撮影を行った。 |
小田原ふるさとの原風景百選・ガイドマップ |
小田原ふるさとの原風景百選・書籍 |
成果 1.小田原ふるさとの原風景百選書籍の製作 ・・・2000部製作・1冊¥1500で販売・・・ 2.小田原ふるさとの原風景百選ガイドマップの製作 3.ホームページでの位置情報・写真の配布 4.小田原ふるさとの原風景案内看板の設置 5.「小田原ふるさとの原風景を歩く会」を巡るコースの選定(市内6コース) 6.「小田原ふるさとの原風景味わい講座・歩く会」の開催 ・・・平成19年度 6回 参加者238名・ガイド26名 ・・・平成20年度 8回 参加者166名・ガイド31名 この事業は平成20年度で終了しているが、今後は小田原市のウォーキングタウン構想などによる活用を検討している。 小田原市は冊子を有料で販売したため、この事業に対しての予算はわずかだったという。 |
小田原ふるさとの原風景百選・書籍 |
小田原ふるさとの原風景百選・書籍 |
小田原市議会・本会議場 |
小田原市議会・本会議場 |