西部衛生施設組合議会行政視察

2010.01.22




愛媛県新居浜市

「新居浜市最終処分場」



愛媛県新居浜市

 新居浜市は、四国のほぼ中北部に位置し、東は四国中央市、西は西条市と接している。
 北は瀬戸内海の燧灘に面し、南は四国山地を境として高知県境に接している。 
 江戸時代に開坑された別子銅山で繁栄の足がかりを築き、その後非鉄金属・産業機械・化学工業など住友グループにより発展した。
 平成の大合併により県内人口第2位の座を今治市に譲った。
 人口は約125,000人。面積234.30k㎡。


新居浜市最終処分場

底開台船

新居浜市最終処分場

所在地・・・新居浜市菊本町2丁目817番地2地先
埋立方式・・・海面埋立 (水中投棄方式)
埋立容量・・・363,116㎥
埋立面積・・・24,000㎡
底面部遮水方式・・・不透水性地盤
側面部遮水方式・・・遮水鋼矢板
水処理方式・・・下水放流
総事業費・・・約82億円
竣工年月・・・平成20年3月

 新浜市最終処分場は、全国的にも非常にめずらしい海面を埋立てる処分場である。
 構造的には周囲に遮水壁を設置、発生する汚水については隣接する下水処理場で処理する環境保全に配慮している。


施設概要

 管理棟・ストックヤード・操作棟・積込設備・底開台船などから構成されている。
 構造としては、埋立地の底面部を不透水層により、側面部を鋼製の矢板とアスファルトマスチックによって遮しており、埋立地の水を外海に流出させない仕組みとなっている。
 また埋立地底面部の不透水層に悪影響を与えないように、底開台船を用いてごみを薄層状埋め立てていく方法を採用している。
 埋立地内の水は、隣接する下水処理場で清浄に処理して海に放流している。下水処理場で処理を行うために、埋立地内の水をあらかじめ海水(塩水)から淡水に置き換えている。


ストックヤード

新居浜市下水処理場・会議室

新居浜市下水処理場