西部衛生施設組合議会行政視察

2010.01.21




広島県尾道市

「尾道市最終処分場」



広島県尾道市

 古くから海運による物流の集散地として栄えており、明治時代に山陽本線が開通して広島県東部の最大都市となったが、昭和40年代に東隣の福山市が工業都市として急速に発展したため最大都市を明け渡した。
 1999年5月のしまなみ海道開通により、愛媛県今治市と結ばれた。また中国横断自動車道が完成すれば瀬戸内海の十字路として交通の結節点となる。
 2005年に御調郡御調町と向島町、2006年には因島市と豊田郡瀬戸田町を編入した。
 人口は約149,000人。面積284.85k㎡。


尾道市最終処分場

処理棟
1階が浸出水処理場・事務所
2階が会議室

尾道市最終処分場

所在地・・・尾道市原田町梶山田4340番地

事業開始・・・平成14年10月

総工費・・・約41億円

尾道市の家庭や事業所から排出される一般廃棄物を処理した残さ等の最終処分(埋立処分)。

埋立処分場

総面積・・・45,000㎡
埋立面積・・・23,000㎡
埋立容量・・・194,000㎥
埋立方式・・・サンドイッチ及びセル方式


施設概要


浸出水処理設備
処理能力・・・70㎥/日
調整槽容量・・・21,000㎥
処理方式・・・カルシウム除去、生物処理、凝集膜処理、ダイオキシン分解、活性炭、キレート、脱塩、消毒、放流


特徴

★浸出水の濃度変化に対応
★ダイオキシン類の分解や凝集膜分離システムを採用
★処理水に含まれる塩分を分離・濃縮・乾燥する設備を設置
★ 5層構造(遮水シート2枚/保護マット2枚/表面遮光マット)による遮水
★公共用水等へ影響を防ぐ自動監視装置を設置


処理棟・2階会議室
尾道市最終処分場の概要を質疑

浸出水処理施設

浸出水処理施設

上流側埋立地

下流側埋立地