笠岡市議会・議員研修会

PFIによる道の駅建設について

2009.02.20




兵庫県養父市



兵庫県養父市

 養父市は、平成16年4月1日に養父郡八鹿町・養父町・大屋町・関宮町が合併して、市制を施行した。
 兵庫県北部の但馬地域の中央に位置し、人口は約3万人で面積は422k㎡である。
 養父市の西部は、兵庫県の最高峰の氷ノ山とハチ高原などの山岳地帯で自然環境に恵まれている。
 国道9号が東西に、国道313号が南北に通り、京阪神・山陰地方への所要時間が約2時間で、兵庫県北部の交通の要衝である。


養父市役所

養父市議会・委員会室

「道の駅ようか」整備特定事業

 養父市では、ケア浴場をPFIで建設した実績もあり、厳しい財政状況のなか道の駅もPFI事業で取り組む事になったという。
 平成16年に道の駅をPFI事業で整備するという検討からスタートし、平成17年10月に、最優秀提案事業者を決定し、平成18年4月に工事着手、平成19年3月にオープンした。
 この事業は、養父市が整備する地域交流ゾーン、バスターミナルゾーン、市道高柳下14号線と国土交通省が整備する情報ターミナルゾーンで構成されている。
 この内PFI事業で整備する施設は地域交流ゾーンの地域交流施設とバスターミナル施設で、市道はPFI事業の付帯事業としてPFI事業者が整備した。
 情報ターミナルゾーンはPFI事業者の提案を参考に国土交通省が整備を行った。
 また情報ターミナルゾーンの維持管理についてはPFI事業の付帯事業としてPFI事業者が行っている。


土地の供与

 情報ターミナルゾーン用地・・・国土交通省用地
 地域交流施設用地及びパスターミナル用地・・・地権者から市が借地し、PFI事業者に無償貸与

面積


敷地面積 17,766㎡

 地域交流ゾーン 7,195㎡
 バスターミナルゾーン  538㎡
 市道 A=1,618㎡ L=103.1m
 情報ターミナルゾーン 8,414㎡


    

道の駅「ようか但馬蔵」

道の駅「ようか但馬蔵」
地域交流施設・お土産処

施設規模

1.地域交流施設
    木造平屋建て一部鉄骨造り 959㎡
    総合案内所・農林水産物直売所
    食材加工機能施設・レストラン(182席)
    トイレ・出荷準備室・授乳室・事務室
    倉庫・従業員休憩室・ロッカー室・機械室
    回廊等

2.バスターミナルゾーン
    バスターミナル施設
      木造瓦葺平屋建て・・・12.0㎡
      バス待機場・・・2台

3.情報ターミナルゾーン
    情報休憩室及び公衆トイレ
      RC一部鉄骨造り瓦葺平屋建・・・341㎡
    情報休憩室・・道路情報案内・休憩スペース
    公衆トイレ・・男性用 (大3器・小9器)
            女性用 (11器)
            多目的トイレ (2器)
            防災用トイレ (7器)
4.駐車場
    小型車35台・大型車18台・身障者用2台


施設整備事業費

 地域交流ゾーン・ターミナルゾーン・市道高柳下14号線の施設整備に要した全体事業費は、
333,705,000円である。
 事業者が補助対象者となり、地域交流施設の一部に新山村振興等農林漁業特別対策事業の適用を受けて国と県から151,736,000円の補助金を受けている。

 

道の駅「ようか但馬蔵」
地域交流施設・お食事処

道の駅「ようか但馬蔵」
情報ターミナル施設・情報提供施設

道の駅「ようか但馬蔵」
情報ターミナル施設・トイレ