議会運営委員会
行政視察

2009.01.22




愛知県知多市

「市民活動センター」
「議会運営について」



愛知県知多市

 知多市は、愛知県知多半島の北西部に位置し、北は東海市、東は東浦町・阿久比町、南は常滑市に接し、西は伊勢湾に面している。
 以前は、農業・漁業が中心であったが、昭和37年に始まった臨海工業地帯の造成により、発電所や製油所が立地し工業都市となった。
 名古屋の中心部から南へ約20kmという事で内陸部では宅地開発が進み、名古屋のベッドタウンとなっている。
人口は、約84,000人、面積は45.43k㎡。


知多市・市民活動センター

NPO法人・地域福祉サポートちた

知多市・市民活動センター


 知多市市民活動センターは、平成19年1月に市民活動の総合的な推進拠点として、歴史民俗博物館の南隣にオープンした。
 市民活動センターには、これまでそれぞれで、まちづくりをサポートしてきた「NPO・ボランティア情報ひろば」と「知多市総合ボランティアセンター」が移転し、ボランティアからNPOまで、幅広い活動をサポートしている。
 また、「市民大学ちた塾」も事務所を移し、生涯学習からまちづくりへとつながる新しい連携と協働によって、まちづくりを総合的にサポートしている。
 他にも、文化振興、国際交流の各分野で中心となって活動する団体も入居して、まちづくり活動の輪を広げている。
 そして、市の市民活動推進課の一部と生涯学習課も移転した。
 まちづくりにかかわる、さまざまな団体や機関がこのセンターに集まることで、お互いに連携・協力し合う、まちづくりの総合拠点を目指している。


 市民活動センターの交流室

 市民活動センターの交流室は昼食時になると、手作りカフェ「Ada-coda」になり、登録したシェフが日替わりでランチを提供し、「食」をテーマにしたコミュニティづくりを構築している。
 「Ada-coda」に登録しているワンディシェフは、11組30人で、30代から60代の主婦やOL、また男性も2人いる。
 売上の80%が実施者・団体の収入で、残り20%が「Ada-coda」の収入(場所代)となる。
 豪華な食材を使おうが調理に時間がかかろうが、価格は650円に統一している。
(ランチ+飲み物 750円)
(ランチ+飲み物+デザート 900円)


NPO法人・市民大学ちた塾

交流室

「Ada-coda」のランチ

知多市議会

 議員定数23名で、委員会構成は総務委員会8名、福祉文教委員会8名、建設経済委員会7名、議会運営委員会8名、地域防災対策特別委員会11名 、南5区有効活用特別委員会10名である。
会派は5会派である。

 知多市議会では平成18年から取り組んだ議会運営に関する課題の検討について、一問一答制の導入など27項目を決定し、順次試行を開始した。

 

知多市役所

知多市議会・委員会室

議会改革の取り組み

 知多市議会では、平成16年度から議会運営に関する確認事項等の内容を確認する機会を設けている。
 そうした議会運営委員会申し合わせ事項、地方自治法の一部改正の検討を議会運営委員会正副委員長が正副議長と協議し、会派代表者会議における協議を経て順次実施している。
 そして平成20年度は、今までに議会運営委員会を10回、会派代表者会議を8回開催して、38項目の検討を行っている。
 その検討内容はきめ細かく具体的に行われており、各会派の意見もABCと明記して一覧表にしている。


知多市議会・本会議場

知多市議会・本会議場